独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO) 【西日本地区18病院】

業種 病院
2016年取材記事
責任感と積極性を伴った行動で
皆から「頼られる薬剤師」を目指す。
次世代を担う薬剤師
薬剤部
大阪薬科大学 薬学部卒業 2013年入社

病棟に出たことで調剤の重要性を再確認

 調剤と病棟の業務をバランスよく、かつ幅広く学べる環境があることが、当センターへの入職を決めたポイントでした。
 実際、2年目からは引き続き調剤にも携わりながら、病棟業務も担当。病棟に行くようになったことで、実際に患者さんや、投薬する看護師さんを頭に描きながら、調剤するように意識も変化しました。また、間接的ではありますが、患者さんの生命を左右するものだという責任の重大さを改めて認識。「薬剤師の基本は調剤である」という原点に立ち、常に知識やスキルをブラッシュアップしていかなければと気を引き締めています。
 一方の病棟業務では、薬剤に関わる全ての人と情報共有することの重要性を痛感。まずはお互いに話せる環境づくりをと思い、「患者さんがこういうことに困っているようなのですが、どうしたらいいでしょうか」というように、周りのスタッフに積極的に相談することから始めました。そうするうちに、質問や相談を受けることも増え、一つひとつ真摯に対応することで信頼関係も生まれてきました。

ICTに参加、プリセプターデビューも

 3年目の後半からは自ら手を挙げて、ICT(感染制御チーム)に参加。泌尿器科病棟を担当していたので、抗生剤を使うことも多く、より深く学びたいというのが参加の動機でした。抗菌薬に関する知識に加え、検査室に立ち入る機会も増え、幅広く学ぶことができ、非常に興味深いです。
 さらに4年目となる今年からは新人の教育を行なうプリセプターとしてもデビュー。自分自身が、その頃に教えていただいたことが今も業務を行う上での基本となっているだけに、責任を重く感じています。日々の業務を単なる作業と捉えるのではなく、その先に常に患者さんがいることを意識して行えるように、仕事の意義を教えていければと思っています。
 当面の目標は、基本的な薬剤の知識をより確実なものにし、薬剤の適正使用に貢献できるようになること。確固たる土台を築いた上で、専門性を深め、例えば感染制御認定薬剤師などの資格取得にもチャレンジしていきたいと考えています。そして、医師や多くのスタッフに頼られる薬剤師へと成長していきたいですね。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

まずは適正使用ができるよう、確固たる土台を築くこと。その上で、専門性を深め、認定薬剤師の資格も取得できるよう、研鑽を積んでいきたいと思います。また、将来、家庭を持っても、仕事と両立できるよう、先輩女性を見習って頑張りたいと思います。

ADVICE

学生の皆さんへアドバイス

  • 社会人と学生の
    違い

    責任の重さと積極性だと思います。薬剤師は、間接的ではありますが、患者さんの命を扱う仕事であり、その責任感の重さと怖さを日々感じています。また、様々な世代の先輩や先生と一緒に働くので、積極性も大切だと思います。

  • 学生時代にしておけば
    良かったこと

    勉強の面では、苦手な科目こそ頑張って取り組んでおけば良かったと後悔しています。大学時代に学ぶことはすべて必要なことなので、ぜひしっかりと勉強してきてほしいと思います。同時に遊びを通じて、いろいろな経験をすることも大切です。

  • キャリア選択の
    アドバイス

    将来、どのような薬剤師になりたいのか、どんなことをしたいのか、ぼんやりとでもイメージしておくことが大切だと思います。いろいろな選択肢があるので、先輩や病院実習の先生に聞いたりしながら、自分に合う職種や職場を見つけてほしいと思います。

オフタイム

友人や家族と旅行することが一番の楽しみです。
週末のちょっとした旅行から、1週間の長期の旅行まで、
いろいろです。思い切り遊んでリフレッシュしています!

現在の活躍のステージ

午前は調剤業務、午後は病棟業務を行っています。また、ICTメンバーでもあるので、週に1回会議や院内ラウンドに参加しています。どの業務も年々求められるレベルが上がっているので、常に気を引き締めて行っています。今年からプリセプター業務からは離れましたが、5年目として、後輩が普段困ったことがあるときにはすぐに助けるようにしています。自分が先輩に指導いただいたことにさらに+αして後輩に伝えていきたいです。

その他の先輩社員を見る

ページトップへ戻る